明鏡止水☆色即是空

うつ闘病記、婚活、日本一周旅行、公務員回想録を主としたブログです

ようやく出会えた運命の人

特別、ゆかりちゃんが他に誰とやり取りしてたかは興味なかったが、一緒に退会するということでなんとなくその話もする。

 

私はyoubrideにおいては他に数人とやり取りしていて、会ったのはゆかりちゃんだけだったのはみなさん知るところだろう。一方でゆかりちゃんは、数人とやり取りして会ったのは私で3人目だったらしい。

 

その2人とは1回会ったが相性が合わなかったらしく、そのまま疎遠になったようだ。そして隠すでもなく画面を見せてくれたので見てみると、たくさんの男性からオファーがきていた。

 

ゆかりちゃんの性格上、これは自慢とかではなく、隠し事はありませんという意味のようだ。基本的に婚活アプリ・サイトというのは、女性はたくさんの「いいね」をもらうので、それだけでも結構大変らしい。

 

そんな形でお互い見せ合った後、

「じゃあ退会画面を開いて・・・」

と一緒にスマホを並べて同じ画面へと進んでいく。

 

そしていくつかの項目を選択して進んでいくと、退会理由を選択するところが出てきた。(婚活アプリ・サイトは、退会しないようにするためか、分かりにくいところに退会項目があったり、何度も引き留めてきます)

 

退会理由はこれまでのアプリについては「良い相手がいなかった」「使いにくかった」等を選んでいたが、ようやく、初めて、選びたいと強く願っていた理由を選択することができる!

 

「良い相手が見つかった」

このような項目にチェックを入れて、お互い先へと進む。

 

たかが一つの項目を選んだだけ。確かにそうかもしれない。でもこの行為は私にとって、とても大きな意味を持つものだった。これまで約1年の婚活からようやく解放される・・・

 

目的を見失いつつあったが、それでも感慨深いものがあり、とても満たされた気分でこの瞬間を噛みしめた。ものすごい勢いで緊張が解け、婚活に一区切りつけたんだな~という気持ちで脱力していく自分がいた。

「あれ?まだ項目選ばないといけないみたいです。」

 

そう言うゆかりちゃんの言葉で我に返り、すぐさまスマホに目を落とす。

そしてその項目を見て、一気に緊張が全身に走った。

 

『そのお相手との将来はどう考えていますか?』

 

まさかの質問項目!

しかも私一人で見ているわけではない、同じ画面をゆかりちゃんと一緒に見ているのだ。ドキドキしながら選択肢に目を走らせると、

 

  • 結婚を考えている
  • 結婚は考えていない
  • etc…

 

うろ覚えだが、他にもいくつか選択肢があった。

なぜこんな事細かに聞くんだ、youbride!

 

いや、もちろん真剣に考えてはいるんだけど、こちら側にも心の準備というものがある。選ぶ選択肢は決まっている。ただ、すんなり進んでいいものでもないだろう。

 

チラッとゆかりちゃんのほうへ目をやると、同じことを思っていたのだろうか、画面を見て固まっていた。そして私の視線に気づき、こちらをジッと見つめる。

 

時間にしては僅かだっただろう、せいぜい10秒あったかないかくらいだろうけど、その間にぐるぐるといろんなことが頭に浮かんでは消えた。

 

こうなったらもう、勢いだ!

 

「じゃ、じゃあ、選んで進もうか。ただ退会するだけなのに細かいことまで聞かれるんだね~youbrideって。」

ゆかりちゃんは黙ってこちらの言葉を聞いている。

 

待っているのだろうか?

 

「ゆかりちゃん!」

思わず大きな声が出た。

 

その声の大きさに驚いたのか、ゆかりちゃんはビクっとしてこちらを見つめる。

 

「俺達、先週付き合い始めたばかりだけど、元々は単なる恋人探しじゃなくて、婚活ということで真剣に始めたものなんだ。それは同じだと思っているけど、だからって曖昧にしてちゃいけないと思う。」

 

「もちろんこれからいろいろ考えないといけないことはあると思う。ただ・・・これだけはハッキリ言っておくね。」

 

そうして間を置き、ジッと見つめ合った。

 

「ゆかりちゃんとの結婚を考えている。いや、これまでのことは結婚を前提にしていたし、付き合ったり、この旅行に誘ったりしたのもいい加減な気持ちじゃないから!結婚を考えてるからこそだよ。」

 

すると・・・ゆかりちゃんの目には涙が浮かんでいた。

 

「えっ?ゆかりちゃん?急にゴメン、でも、正直な気持ちだから。」

 

そう言うとゆかりちゃんは首を横に振って、一言一言絞り出すように話し始めた。

「違うんです、この涙は・・・嬉しくて。先週「付き合ってください」と言ってくれたのも嬉しかったのに、結婚のことまで言ってくれて。」

 

「私ももちろん、結婚を考えて婚活をしていました。それでもなかなかこの人だなって人はいなくて。でもとしおさんと出会って、すごく気が合う人だなって、直感で分かったんです。」

 

「でも、付き合ってまだ1週間ですし、そうやっていってもらえるとは思っていなかったから。もちろんそうなればいいなって思ってはいましたけど…だから…余計に嬉しいんです!」

 

ゆっくりと、でもその言葉には強い気持ちが込められていた。

ゆかりちゃんの気持ち。

同じ気持ち。

 

無意識にゆかりちゃんの手を取り、

「ありがとう…嬉しいよ。」

そう言って肩を抱き寄せる。

 

そして、自然と唇を重ねた。

「じゃあ、一緒に退会しよっか?」

「そうですね、すっかり忘れてました(笑)」

 

そして二人でスマホを手に取り、『結婚を考えている』にチェックをして【退会する】ボタンを押した。これでyoubrideから正式に退会ということになった。ありがとうyoubride!

 

「ゆかりちゃん、そろそろ?」

「はい、冷えてきましたし。」

 

寝る準備をして布団へと向かう。

しゅんくんはぐっすり寝入っている。

 

時間は23時頃。

2人はそれぞれの布団・・・ではなく、同じ布団に入った。

 

そこには緊張という二文字はもはや存在しない。

二人の世界。二人だけの世界。

 

私とゆかりちゃんは、大人の関係、男女の関係になった。

   

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