明鏡止水☆色即是空

うつ闘病記、婚活、日本一周旅行、公務員回想録を主としたブログです

露天風呂で火照る体、深まる夜

お腹がいっぱいになり各々のんびり過ごす。

温泉にも既に入っていた私は、座椅子に腰かけてゆかりちゃんやしゅんくんの様子をボーっと眺めていた。だんだんと眠くなってきて・・・

 

「私、そろそろお風呂入りますね。」

その一言でハッと目が覚める。

 

ゆかりちゃんはしゅんくんと一緒に部屋付きの露天風呂へ入るようだ。

「まだ少し肌寒いですけど、温まりそうです。」

「そうだね、ゆっくりしておいでよ。なんかあったら呼んでね。」

 

「はい、ではちょっと行ってきます。覗いちゃだめですよ?」

「分かってるよ(笑) 行ってらっしゃい。」

 

そうして2人は荷物を持って露天風呂のほうへと移動していった。

 

部屋から見ようと思えば見える場所にあるけど、さすがにそれは約束だから見ないようにする。当たり前かもしれないけど、その辺りはしっかり配慮された造りになっているのでさすがだな~と思う。

 

待っている間は特に何かするわけでもなく、何か深く考えるわけでもなく、TVを見ながら心地良い気分でくつろいでいた。ああ、幸せってこんなひとときのことを言うのかな?

 

今は新鮮な気持ちだから余計にそう感じているのかもしれないけど、"心が満たされている状態"にこそ幸せを感じるんだろう。

 

・・・しばらくして、ゆかりちゃんとしゅんくんがお風呂から上がってきた。2人とも浴衣姿だ!しゅんくんには少し大きな浴衣だったけど、とても可愛らしく似合っている。そして気に入っている様子で満面の笑みを浮かべていた。

 

そして、ゆかりちゃんの浴衣姿は・・・色っぽくてついつい見惚れてしまった。否が応でも意識してしまい興奮でドキドキしてしまう。

 

「お待たせしました!いい湯加減でしたよ~。しゅんも気に入ったみたいです。としおさんも良ければ入ってきてくださいね。」

 

「あ、ああ、うん。じゃあ入ってこようかな?」

 

2人は上がったばかりなので火照っていたが、私は違う意味で火照っていた。バレないようにそそくさと準備して、露天へと向かった。

 

さて、露天風呂はとても綺麗で、木(ひのき?)の香りが漂うとても素晴らしいものだった。まだ肌寒かったせいか少々湯温は低かったのが残念だったけど、長く入れるという意味では良かったかな?

 

熱い温泉が好きな人には物足りないかもしれないが、それは季節によって変わる部分もあるだろうからきっと皆気に入るだろう。

 

露天風呂から眺める庭や夜空を見て、心身共に最高の癒しを得ることができた。大浴場もいいけど、こうやって一人でのんびりできる露天風呂もいいな。

 

「あ~気持ち良かった!最高だったよ。」

そう言って部屋へ戻ると、ゆかりちゃんとしゅんくんは…布団の上にいた!

 

「おかえりなさい。お布団敷きに来てくれたよ。」

どうやらお風呂に入っている間に仲居さんが敷きに来てくれたようだ。そしてしゅんくんは既に寝落ちしそうな状態だった。

 

「しゅん、寝そうなのでこのまま寝かしつけちゃいますね~。」

 

部屋の照明を落とし、ゆかりちゃんは隣で寝かしつけ始める。私はまだ熱かったこともあり、広縁へ移動して椅子に腰掛けた。そして軽く一杯、疲れた体、火照った体、いろんな意味で最高の一杯が身に染みる。

しばらくそうしていると、ゆかりちゃんが広縁へ移動してきた。

「しゅん、寝ました。なんかいつも寝かしつけた後に電話したりしてたから、なんだか変な感じですね。」

 

対面に腰掛けたゆかりちゃんにも一杯勧め、

「お疲れさま、いつもそうだもんね。しゅんくんもお利口にずっと車に乗ってたりしたから疲れたんだろうね。ホントに可愛くて、いい子だよ。」と声を掛ける。

 

「としおさんのこと気に入ってますよ。元々人見知りしない子なんですけど、それでもやっぱどうなるか不安でした。でも良かった、本当に。」

グラスに口をつけながら、ゆかりちゃんは話す。

 

照明を落とし、月明かりだけに照らされた広縁は、趣のある、二人だけに用意された空間のように思えた。

 

話が弾む、というよりは、この静けさが支配した空間の中で、ゆっくりと、初めて過ごす二人だけの時間を噛みしめる。電話とは全く違った最高の時間を、今過ごすことができていた。

 

いくつかの言葉を交わした後、思いついたように言葉を発する。

「あっ、そう言えばさ、youbrideってそのまんまにしてあるけど、ゆかりちゃんってどうしてる?」

 

この空間においては突拍子もない質問だったが、

「私もそのまんまですよ。としおさんと出会ってからはログインもしてません。」

と返してくれた。

 

「じゃあさ、一緒に退会しない?旅行まできておいて当然だけど、もうゆかりちゃんのことしか考えられないから。」

 

そう言うとゆかりちゃんはこちらの目を真っ直ぐに見て、

「もちろんです!私も同じ気持ちですから、一緒に退会しましょう。」

そう決意に満ちた表情と言葉で応えてくれる。

 

そして2人でyoubrideへログインした。

   

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ克服法へ にほんブログ村 恋愛ブログ 再婚活・再婚活動(本人)へ にほんブログ村 その他日記ブログ 公務員日記へ