明鏡止水☆色即是空

うつ闘病記、婚活、日本一周旅行、公務員回想録を主としたブログです

ともこさんとの初デート②

駅から店までの道のりは下調べしているので大丈夫。さっきのことで動揺していたため、下調べしていなかったらヤバかっただろう。そこで店の場所が分からずにあたふたしてしまえば、きっとアウトだった…と思うと冷や汗をかいた。

 

とはいえデートはこれから、気を取り直して早速話しかけていく。

「まだ寒いですね。でも天気が良くて本当に良かった。」

「そうですね、まだコートが手放せません。」

「私も昔〇〇市には住んでいたんですよ。この辺りに来るのは初めてですけど、やっぱり都会ですね。ともこさんはずっと〇〇市でしたよね?」

「はい、ずっと〇〇に住んでます。都会ですか?いろいろ便利ですからね。」

 

「こないだのお笑いライブも大阪まで行ってましたもんね。結構あちこち行かれるんですか?」

「あちこちというか、大阪が多いですね。気になる芸人さんだと他のところも行きますけど。としおさんはどうですか?」

「私はほとんど行ったことないんですよ。お笑いはテレビばかりで…やっぱライブは違いますか?興味はあるんですけど、なかなか1人で行く勇気は無くて。」

「全然違いますよ!ライブは臨場感があってハマりますよ。」

 

そんな話をしているとあっという間に店に着いた。

「着きました、早速入りましょう。」

そう言って扉を開けると、まだお客さんは一人もいなかった。

「予約をしていた△△です。」

そして席へと案内された・・・・が、思っていたのと違う。

 

少し回想してみよう。予約した時のことだ。

「・・・個室って無いですよね?」

「申し訳ございません、個室は無いです。」

「そうですか、でしたら端の席が良いのですが、お願いできますか?」

「分かりました、では入り口から一番離れた席をお取りしておきます。」

確かこのようなやり取りだった。

 

ところが案内されたのは、ちょうど真ん中に位置する席だった。イメージとしては【∟】のような配置の、線が交差しているところ。かなり特殊な配置の店だった。これでは他のお客さんが来たときになんだか気まずい。

 

咄嗟に私は店員さんに告げた。

「すいません、あっちの席へ移動できますか?」

そう言って入り口から一番奥の席を指差した。

「はい、いいですよ。」

そう言って席を移動してもらった。このほうが隣に会話を聞かれにくいし、良いだろう。電話で伝わらなかったのだろうか?伝わっていれば最初からこっちの席にするはずなのだが・・・

 

「ともこさん、どうぞ。」

そう言って壁側のソファー席を進める。私は反対側の椅子に座った。まずはメニューを見て料理を決める。ランチは3つのコースがあり、とても分かりやすいものだったため、お互いすぐに決まった。

 

「料理楽しみですね。」

「美味しそうですよね。店の雰囲気も良い感じです。」

しばらくは雑談を交わす。正面に見るともこさんは、やはりとても可愛らしく感じた。写真はとても笑顔だったが、まだ緊張しているのか表情は硬め。そして料理が運ばれてきた。コースなので前菜からだ。

 

「じゃあ早速食べましょうか。食べながら話しましょう。」

そうして料理を食べていったが美味しい!お互いに感想を言っているうちに、ともこさんの表情も緩やかになってきたように思う。ランチの時間は大体長くて2時間くらいだろうか?最初から引っ張り過ぎるのもアレなので、この時間中にちゃんと話をしたい。

 

「ともこさんは、Pairsは恋活と婚活、どちらの目的で始めたんですか?私は婚活目的で始めました。Parisだと趣味とかでマッチングしやすいので、ともこさんがお笑い好きということで【いいね】送ったんですよ。」

「私も婚活目的ですよ。年齢も30手前なので真剣に考えないとと思ってて。としおさんに私も【いいね】したのは、お笑い好きだし、お話してみたいなと思ったからですよ。」

そう言ってこちらの目を見てしっかり話してくれる。

 

良かった、ともこさんも真剣に婚活をしている。よく婚活市場では、『3回目に会うくらいで告白すると良い』などといった定説があるが、ともこさんと住んでいるところが離れているし、会う機会はとても貴重だ。

 

初回だからといって、顔合わせをしてLINE交換するだけでは物足りない。そして明日婚活イベントが控えていることも頭にあり、ここはしっかりと話をするべきだと自分の中で決める。

 

さあもっと込み入った話をしよう!と思っていると、なんだか店内がガヤガヤしてきた。そしてなんだか寒い風が時折通り抜けていく気がした。そう言えばやたらと後ろを人が通るな、と思って振り返ってみると・・・

 

あれ?奥の席にしたのに、その奥側から人が入ってきている!よくよく見てみると、その奥側のガラスははめこまれているものではなく、扉になっていた。そう、この店は入り口が2つもある店だったのだ。

 

そう考えると店員さんが案内してくれた席も納得がいく。【∟】の両サイドは入り口になるから、当初案内された位置が『入り口から一番離れた席』になるのだ。やられた、しかしこんなところまで調べるのは不可能に近い。

 

込み入った話をするのに、どうも後ろを人が通ったり、風が抜けるのは気になる。というかこの店のセキュリティは、入り口が2つもあって大丈夫なのだろうか?そんなことを頭の中でぐるぐる考えるが、こればっかりはどうしようもない。

 

周りを気にしても仕方が無い!意を決してともこさんと真剣な話を始めた。

   

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